私は炭酸飲料が苦手です。小さい頃からず〜っと、サイダーやコーラ
などが飲めません。大人になった今でも(かなり大人になり過ぎていま
すが)、炭酸はいっさいダメ。お酒も同じく、ビールや炭酸で割ったカ
クテルなどはダメです。焼酎のソーダ割りなどはもってのほか!!なぜ
わざわざソーダで割るんだい??
と、ここまで書いてからは言いにくいのですが・・・では、飲み物で
何が好きかと申しますと、シャンパンが何よりの好物です。スミマセン。
ビールで乾杯の際に「炭酸ダメなの、シャンパンにして」と言って、
友人に殴られそうになったことも数知れず。「どう違うのよ?」と問わ
れても答えは持ち合わせておらず、ただニコニコと笑ってごまかしシャ
ンパンで咽を潤すばかりです。
で、これではいけないと反省した私は、その答えを探すべくさらなる
シャンパン三昧の日々に身を投じたのでした。
冬は、クリスマスやお正月を理由に「華やかな香りのするシャンパン
を飲みたいね〜」と過ごし、春になると「若草の香りのするシャンパン
なんてどうかしら・・」と探し出します。夏は「きりっとシャンパンで
しょ!」とランチや朝食にも登場させ、秋が巡ってくると「こっくりし
たシャンパンでもいただきたいなぁ」と一年が過ぎてゆくのでした。
今週は、雨が続いた先週にうって変わって良いお天気が続きました。
すっかり秋らしくなった空を愛でながら・・・やはりシャンパンです。
これは、ドイツのゼクトです。ドイツのスパークリングを甘く見ては
いけません、と教わった一本です。あまりドイツのものをいただいたこ
とがなく、知識もない私には勿体ない程の美味しさでした。
この『VEREINIGTE HOSPITIEN 2003 / Riesling brut』はゼクト
でもシャンパーニュ方式で作られたものです。上品な泡立ちと爽やかな
のにふくよか味もある香りにうっとり。リースリング特有の甘さもほの
かな感じに仕上がっていて、舌に残るようではありませんでした。
咽を潤す頃には、「これはいいね〜」と思わず一言がもれました。